無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

苫米地英人の『速読トレーニング』を読みました

時間がある時には本を読むようにはしているのですが、読むペースが遅く、月に何冊も読むということができなかったので、以前から耳にすることの多かった『速読法』について読んでみました。

 

速読法については、他にも本がたくさん出版されていますが、一番最初に読んだのがこの本で良かったと思います。

 

他の速読本を読んだことがあまりないので、詳しくはわかりませんが、この本に書かれてあるのは本質的なところを突いていて、他の速読本を読んでもあまり意味がないんだろうなということを思いました。

 

この本の著者は350Pの本を時間がない時に5分で読めてしまったのですが、なぜそんな神業的なことができるのか。

それはもともと、350Pの本を書いた著者と同じかそれ以上の知識が頭の中に入っていたからだといいます。

 

速読を実践するには、普段から理解するための知識を持ち合わせていなければ、速く読めたとしても意味が無いということがわかります。

ということは普段から本を読む習慣がない人がいきなり速読を手に入れるということは不可能ということにになります。

ゲシュタルトを構築しながら読んでいくということも非常に参考になりました。

 

『トレーニング』というタイトルの通り、速読をするための具体的なステップも書かれてあり、それは本を読む時だけではなく、他の活動をする時にも役に立つものなので、実践してみようと思います。

 

ただ、現在の日本では速読などしなくても、読書の習慣があるというだけで、他から抜きんでているということになるらしい。というのも「一か月に一冊も本お読まない」という人が日本では半数近くもいるらしいのです。

私も数年前までは、本を読む人ではなく、周りにも本を読む人がほとんどいなかったので、実際にその通りだと思います。

色々な調査を見てみると、月に四冊を読むと情報勝者になれるというのです。

 

「瞬発的に本を読もうとするのではなく、毎日すこしずつでいいから本を開く」

この本では冒頭からこのようなことが主張されています。

 

何が何でも速読を身につけたいという人は別ですが、「本を読むこと」の本質がわかりとても良い本だと思いました。

 

この著者の本は何冊か読んだことがありますが、目標を高く持って夢を手に入れることの大切さが毎回書かれてあると思います。

その点でも非常に参考になることが多い本でした。

「本をたくさん読まなければいけない」と思っている人、これから速読本を買おうとしている人におススメの一冊です。

 

 

年収が10倍になる速読トレーニング

年収が10倍になる速読トレーニング