無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

読書レビュー『転職を考え始めた人のための「天職」の見つけ方』

 

 

私は基本的に毎日「仕事に行きたくないな」と思っているタイプの人間なので、こちらの本を読んでみました(笑)

この本を読むのは若ければ若い方がいいと思います。

もっと若い頃にこういった内容の本を読んでたらな~なんて思いながら読んでいました。

本当に目から鱗でした。

 

終身雇用制度が崩壊しつつある今、転職が当たり前の時代になりました。

若者の転職が増え続けているのは「仕事のミスマッチ」が原因だという。

なぜ、ミスマッチが起こっていしまうのか?

1,自分の個性がわかっていない

2,仕事がわかっていない

この二つが挙げられています。

 

自分の個性と仕事の適性が合っていないとなかなか成果が出ないのですが、成果をあげるために忙しくして頑張ってしまうと、疲れが溜まりすぎて生きている実感が失われていくという。

学校教育からしてこんな感じなので、これは結構誰でもやりがちなことだと思う。

 

 

特に参考になったのが“弱点を克服することより、強みに投資をした方が効率がいい”という話です。

そう考えると自分は弱点克服の方に人生をかけてきたように思います。

しかしそれは順番が逆で、強みを生かすことの方が先決だとのこと。

これはあまり考えたことがなかったので、ハッとさせられました。

 

そこで自分の得意なことや強みはなんなのかを知ることが大事になってくる。

この本ではその強みをみつけるためのワークが盛り込まれています。

 

自分の個性を知り適職が見つかれば、多少合わない人間関係でも同じ志を持つ良き仲間

になることができると書いてあり、非常に納得しました。

 

 

読書レビュー『社会人1年目からの「これ調べといて」に困らない情報収集術』

 

全然社会人1年目でもないし、資料を作ったりすることもないのですが、情報収集の正しいやり方なるものを知りたくて読んでみました。

 

 

会社で資料を作ることがある人はもちろん、自分で会社の情報を調べる機会がある人に対してとても丁寧にその方法やアクセス方法などが書かれています。

 

情報の精度の高さの見分け方や、上司に頼まれた時にどこをポイントにしてどのように収集するのかということが優しく書かれれているので、参考になると思います。

 

世の中はこんな感じで会社の情報などを情報を売り買いしているのだなと、私の知らない世界を垣間見ることもできた。

 

読書レビュー『本は10冊同時に読め!』成毛眞

 

私がなんでこの本を読もうと思ったか、それは読みたい本がありすぎて全然追いついていないからです。

実はAmazonの買い物かごや欲しいものリストなど合わせると、1000冊近い本がまだ読まれずに眠っています。笑
(この本の中で著者はAmazonよりも紀伊国屋をおすすめしていますが。)

 

読みたい本がずっしりと溜まっていって気持ちが悪いのです。

それを一冊一冊消化していってます。

 

なんとなくごちゃごちゃになりそうだなと思い、あまり同時には読みたくはないなという気持ちがあったのですが、この本を読んでそんな気も失せてきた。

何よりも人生は短い。

 

35歳でマイクロソフトの社長を務めた著者ですが、これがかなりの毒舌でグサグサと刺さることを言っています。

それがそこまで言ってしまうのかと逆に気持ちが良い。

嫌味臭さを感じないところがこれまた不思議なところです。

 

例えば読書が趣味と言ってハリポタとセカチューを読んだ人のことは低俗と言っているし、ビジネスハウツー本ばかりを読んでいる人は信用できないと言っている。

本を読まない人はサルだとまで言っている。

痛烈とはまさにこのこと、と本を読んでいて何度も思いました。

 

しかし世の中の大半の人は本を読まないのであります。

そこで著者は、本を読まない人には漫画を読むことをおすすめしています。

私も思うことですが、下手な本を読むくらいだったら面白い漫画を読んだ方がためになる。活字に慣れるきっかけにもなると思います。

 

 

 

みんなが行く場所には行かない

みんなが食べるものは食べない

みんなが読む本は読まない

と、他人と差別化できるところはやっていくことをお勧めしていますが、なかでも生き方の差がでるのが読書の仕方だという。

 

『カッコイイ本棚をつくろう』の章では「人に見せて恥ずかしくない本棚かどうか」の基準で考えるのは面白いなと思いました。

というのも本棚を見ればその人がどういう人なのかというものがわかるということ。

見られても恥ずかしくないようなラインナップを揃えたいものであると書かれている。

 

私は効率よく人生を運営できる人物ではまったくないですが、本好きな部分で熱く納得する部分がたくさんありとても面白かったです‼

 

最後におすすめの本が紹介されていましたが、これが本当に面白かった。

表紙がシンプルなのに対して中身が濃くてとてもためになる内容でした。

読んでよかった本です。

 

 

 

読書レビュー『松果体をひらく』

 

松果体についての本を読んでみました。

内容は奥深いんだけどシンプルでとても読みやすい本でした。

時間と空間の真の意味について書かれていてとても面白い。

量子論的な話もとてもわかりやすい。

不思議なことにこの本を読んでから寝たらすぐに自覚夢のようなものを見たのですが、それが凄かった(言葉で表すのは諦める笑)。

 

松果体とはまだまだ謎の多い器官ですが、そのことについて様々な逸話や歴史的な事実を元に書かれていてとても面白いです。

そして心がとても軽くなる。

 

 

読書感想 童話『モモ』ミヒャエル・エンデ 作者のあとがきが印象的

 

童話モモについての読書感想を書くことにしました。

モモは過去に何度か読んだことがあるのですが、最近ふと思い出すことが多くなり、改めてじっくりと読んでみることにしました。

 

童話といえど、内容を理解するのが結構難しいと私は思う。

私は大人になってからモモを読みましたが、何回か読んでやっと内容がしっかりと理解できるようになりました^^;

 

1973年にドイツ人であるミヒャエル・エンデによって書かれた作品ですが、数年前にドラマで取り上げられたことで話題になり、Amazonのレビュー数はなんと4300越え、さらに星4.5という高評価となっている。

 

内容は、モモといういう不思議な少女が灰色の男(時間どろぼう)からみんなの時間を取り戻すというお話です。

これが、現在に通ずるものがあり、なんとももどかしい気持ちになります。

まさに今の現状そのものだろうと、怒りさえ湧いてくるほどです(笑)

 

 

変な話なのですが、私がこの本を読んだ後に深く残るのは『作者のみじかいあとがき』の部分です。

もちろん小説の内容も面白いのですが、作者がこの作品が生み出された経緯を書いていて、それがなんとも不思議で印象的なのです。

 

この物語が汽車の中で人から聞いたものだということ。

それが年齢不詳の奇妙な人物で、話を聞き終わりしばらくして気がついたらその人物はいなくなっていたこと。

その物語は過去に起こったことのように話したが、将来起こることとして話してもよかったということをエンデに伝えたこと。

 

エンデが夜汽車で考え込んでいる挿絵もあり、妙に惹きつけられます。

ちなみに挿絵は物語の所々で挿し込まれていますが、エンデ自身が描いたものだそうで味があってとてもいい。

 

読書レビュー『見ない、聞かない、反省しないーなぜかうまくいく人の秘密ー』

 

 

大島信頼さんの『見ない、聞かない、反省しない』という本を読みました。

他にも本を出版されていて、私も何冊か読んでいます。

毒親育ちにとってはとても響く内容であると思います。

著者は男性ですが、身近な例が沢山出てくるので女性が気軽に読みやすい雰囲気の本です。

 

特に「反省しない」ことに対してはなるほどなと思った。

職場の困った関係なども、この内容を通してみるとスッキリとする。

 

反省することで、脳内で発電しているという例えはとても面白い。

葛藤を繰り返すことによってぐるぐると頭で発電されている。

その発電って必要なの?と考えた時に、無意味なことを繰り返しているのだなとわかる。

そしてその反省が周りの人の嫉妬の発作を引き起こすという、なんとも面白い話です。

そういうカラクリがあるのです。

 

無駄に反省しないことって大事だなと思いました。

良好な人間関係を築く上で参考になりそうです。

 

読書レビュー『自分を最高値で売る方法』

 

久しぶりにビジネス的な本を開いてみました。

「自分を最高値で売る」

時代が変わりつつある現代において大事な考え方だと思います。

 

序盤に「読者が限定される」と書いてある通り、実践できる人は限られるのではないかなと思う。

書いてることは結構シビアです。

ワークなどもあり、細かい実践方法も書かれていて、これから何か起業して一発当ててやるぞ!と考えている人にはいい本だと思います。

パワーのある人向けです。

 

あなたは会社や顧客の奴隷ではないのだから、不当だと思ったらさっさと契約を解除して、高値で契約してくれる人を探せばいいのだ。

なんだかんだで世の中の人は、今現代においても自分の意思など押し殺して会社に従っている人がほとんどだと思います。

しかしそれが自分の価値観を曲げずに働くことができればどんなに素晴らしいことでしょうか。

 

久々にガチガチのビジネス系自己啓発本を読んだといった感じです。

自分をいかに高い値段で売るのか。

その方法とマインドについて細かに書かれているので、これから自分のビジネスで自分の商品に自分で値段をつける予定のある人は参考になると思います。