私がなんでこの本を読もうと思ったか、それは読みたい本がありすぎて全然追いついていないからです。
実はAmazonの買い物かごや欲しいものリストなど合わせると、1000冊近い本がまだ読まれずに眠っています。笑
(この本の中で著者はAmazonよりも紀伊国屋をおすすめしていますが。)
読みたい本がずっしりと溜まっていって気持ちが悪いのです。
それを一冊一冊消化していってます。
なんとなくごちゃごちゃになりそうだなと思い、あまり同時には読みたくはないなという気持ちがあったのですが、この本を読んでそんな気も失せてきた。
何よりも人生は短い。
35歳でマイクロソフトの社長を務めた著者ですが、これがかなりの毒舌でグサグサと刺さることを言っています。
それがそこまで言ってしまうのかと逆に気持ちが良い。
嫌味臭さを感じないところがこれまた不思議なところです。
例えば読書が趣味と言ってハリポタとセカチューを読んだ人のことは低俗と言っているし、ビジネスハウツー本ばかりを読んでいる人は信用できないと言っている。
本を読まない人はサルだとまで言っている。
痛烈とはまさにこのこと、と本を読んでいて何度も思いました。
しかし世の中の大半の人は本を読まないのであります。
そこで著者は、本を読まない人には漫画を読むことをおすすめしています。
私も思うことですが、下手な本を読むくらいだったら面白い漫画を読んだ方がためになる。活字に慣れるきっかけにもなると思います。
みんなが行く場所には行かない
みんなが食べるものは食べない
みんなが読む本は読まない
と、他人と差別化できるところはやっていくことをお勧めしていますが、なかでも生き方の差がでるのが読書の仕方だという。
『カッコイイ本棚をつくろう』の章では「人に見せて恥ずかしくない本棚かどうか」の基準で考えるのは面白いなと思いました。
というのも本棚を見ればその人がどういう人なのかというものがわかるということ。
見られても恥ずかしくないようなラインナップを揃えたいものであると書かれている。
私は効率よく人生を運営できる人物ではまったくないですが、本好きな部分で熱く納得する部分がたくさんありとても面白かったです‼
最後におすすめの本が紹介されていましたが、これが本当に面白かった。
表紙がシンプルなのに対して中身が濃くてとてもためになる内容でした。
読んでよかった本です。