無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

読書感想『超筋トレが最強のソリューションである』久保孝史

プライムリーディングに気になるタイトルの本があったので読んでみました。

 

超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由

超 筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超・科学的な理由

 

 

私は女子でありますが、このゴツイ表紙の本を読もうと思った理由は、要約を読んでみた時に共感できることがあったことと、純粋に面白そうだったからです。

 

実際に読んでみると第一章から【死にたくなったら筋肉を殺そう】と、インパクトのある題が。よく読んでみると筋トレをすると「死にてえ」から「殺すぞ」に変わっているとのこと。これは吹き出しそうになりました。

 

しかし作者はふざけて言っているのはでなく、あくまでも本気で言っているのです。

私も鍛えているわけではないのですが、人生の節目節目で猛烈に筋トレをしたくなる時というのがあります。それは決まって何かが動き出す時です。

 

不思議と激しい筋トレを続けた後というのは物事が好転していたりすることがあります。

なので、この本を読んでみたいと思ったのは少し思い当たる節があったからで、【筋肉が人生を変える科学的な理由】とはどんなことが書かれているかが気になったからなのです。

 

 

読んでいるとちょっと大げさなぐらいに筋肉を持ち上げているなとは思うのですが、と笑えるところがあり、なんとなく筋トレやってみようかなという気にはなってきます。

 

ところどころで筋トレによって人生の困難を乗り越えた方々のストーリーが漫画として描かれているので、活字が苦手な人でもとても読みやすくなっているなと思いました。

 

 

女性が読んでもためになるのかという問題は、男女変わらず気になったのならば読んで面白いと思います。

ただ個人的に感じたのは、著者が「女はプリケツ」という言葉を度々出してきていましたが、そこが少し不快感を感じました(笑)きっと相当プリケツが好きなのでしょう!

 

 

とは言っても、漫画の登場人物では女性も何人か出てきて、ケツ筋ばかり鍛えているわけではないので読んでいてためになると思います。

特に鬱っぽい人や活力がない人には読んでみて損はない本だと思います。

 

 

読書感想『大どんでん返し創作法:面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論』

いつかは物語を書いてみたいと思っていた時期もありましたが、ブログを始めてみて、まともな文章すら書けないという事に気がつき早3年・・・。

小説を書くなど無謀な事だと自覚してすっかり物語を書くということは諦めていました。

 

最近面白い本はないかとkindleのストアを見ていたら気になる本をみつけたので読んでみることにしました。

どうやって物語を面白く仕上げるかといった内容の本です。

 

さぞかし難しい本なのだろうと思っていたのですが、『ぴこ蔵』『ブンコ』というキャラクターのやりとりで文章が成り立っていてとても読みやすいです。

 

 

主に【大どんでん返しをいかにして作るか】というところに重点が置かれていて、どんでん返しのつくり方を丁寧に細かく教えてくれています。

 

読んでみて、やっぱり何の考えも無しに書き始めるよりも、構成を考えてから取り組むという事が大事なのだとわかりました。

これはブログにも言えることなのですが、私の場合は未だに思ったままに書いてしまっています。

 

この本には色んなパターンのどんでん返しが書かれているので、実際に自分で物語を書いてみるのは難しかったとしても、これから小説を読む時、ドラマや映画を観る時に、違う視点からも見られるようになると思います。

 

 

人生はうまくいかないからこそ面白いという言葉は聞いたことがあると思いますが、まさに物語を面白くするのが、主人公に待ち受ける困難と障害です。

 

今まで深く考えずに書いてあるまま、見るままに本の内容や映画の内容を受け取っていましたが、それも全部作者が意図的に考えたものだとわかると、なんだか世の中の見え方が違ってくるようにも思えてきます。

 

現実にある困難は自らが作り出しているモノなんじゃないかとすら思えてきます。

物語づくりの奥深さが知れて良かったです。

そして、このどんでん返しのパターンや型を越えた物語りを作り出している人は本当に凄いなとも思いました。

 

自分には物語を書くのは無理だという気持ちは変わりませんでしたが、これから本を読む時や映画を観る時に今までとは違った楽しみ方ができそうです。

 

 

大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)

大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)

 

 

和辻哲郎『夢』読書感想

今回はタイトルが気になった和辻哲郎の『夢』を読んでみました。

 

 

以前『小寺巡礼』という本を読んでみたのですが、半分も読まずに断念。

私には理解が難しくて途中で読むのをやめてしまいました。

 

その本繋がりで『夢』という本を読みましたが、こちらの本は驚いたことに、すらすらと内容が入ってきて、すぐに読み終わることができました。

同じ著者なのに本によって読みづらいものと読みやすいものがあるとは驚きです。

 

 

冒頭「夢の話をするのはあまり気のきいたことではない」という文から始まります。

確かに夢という抽象的な物事を語るという事は、日常生活では気のきいたことではないかもしれません。

そして人によっては理解しがたくなるかもしれないというところも考えてのことなのかなと思いました。

あえてそのことについて文章にしたところがこの本の面白いところです。

 

 

三行読んだところですでに内容に引き込まれます。

その内容は【痴人夢を説く】という言葉は〝痴人が夢を説く〟という事ではなく、〝痴人に対して夢を説く〟というのがシナのことわざであったとのこと。

前者と後者ではまったく意味が違ってきます。

 

このことについて、著者なりの考えが書かれているのですが、深く考えさせられてしまいます。たぶん、このことわざは、人によって意味が違うのかもしれないと感じました。内容はいかにも哲学者だなという言葉や当時の言葉が次々に出てきて、昔の本っぽくて好きです。

 

 

『夢』といっても、寝たときに見る夢の事なのか、理想のことを言っているのかでも意味が違ってきます。そして昔の人は夢を神のお告げとして解釈していた。

色んな方面からの夢について語られていてとても面白いです。

 

 

本を読み終わった後に残っていたのは意外にも「寝る前に食べたものが夢に影響する」という内容でした。

著者がその夢を見た時は、日米関係が悪化していた時で、食べ過ぎた日の夜、なんと日米開戦を夢に見たのだという。

 

その夢の内容が詳しく書かれているのですが、その内容によると、この著者は開戦を前に東京が空襲により致命的な打撃を受けるという予知夢を見ていたことになります。

どうやらアメリカが恐ろしいものを発明していたということもその夢に出てきたようで、なぜ、そんな夢を見たのかについても著者なりに分析されていて面白いです。

 

 

その夢に出てきた景色は、関東大震災の時の記憶が蘇ったものではないかという。

そして「これでもう最後だ」と思った時に目が覚めたのだそう。

 

 

 

私も夢はよく覚えている方で予知夢なんかもたまに見たりするのですが、夢というのは過去に起こったことや、人から聞いた話や、テレビや映画で観た映像、なんでこんなものがといったものまで色んなものがごちゃ混ぜになったものが出てきます。

何度か死ぬ直前の夢も見たことがありますが、やっぱり直前で目が覚めるんですよね。

 

 

夢が現実になるとは言っても数あるうちの夢がたまたま的中したといってしまえば、確率の問題なのでそれまでなのですが、それでもこういった話を聞いていると夢とは何ぞやと、無意識、潜在意識など未知への好奇心がわいてきます。

 

 

戦争の夢の他にもう一つ語られていますが、いずれも私にとってはとても面白く、夢のトンチンカンさに笑えるところもあって楽しく読めました。

結末があるわけでもなく、夢についての明確な答えがあるわけでもないので、夢の話にはまったく興味がない人にとってはつまらない内容かもしれませんが、著者自身が冒頭から痴人夢を説くという話を使ったり、見た夢について「ケチ臭い夢をケチ臭いままに書いてみたのであるが」といっている辺りがなんとなく私は好きです。

 

 

普段目にしているものがどれだけ夢に影響を与えるのか・・・についても書かれていますが、夢に関してはその晩に食った鳥鍋が主な原因であろうという結論が興味深く、結局読み終わった後に私の記憶に残ったのはその部分だったのでした。

 

 

 

夢の話からの繋がりで、この時代の背景なども窺えて、この時代の人はこう考えるんだと思ったり、時代は変わっても人間の思考の癖は変わらないのだなと感じたり、夢意外にも知ることが沢山あって読んで良かったと思える本でした。

 

著者のように頭脳労働をする者が、肉体労働をする者から見るとのらりくらりと遊んでいるように思われるといった切実な悩みは、現代でも十分に通ずるところがあるなと思ったと同時に、未だに労働信仰が根強い日本だけど当時からそのように悩む人がいたと思うとなんだかホッとする気持ちも起こりました。

 

 

 

夢

 

 

和辻哲郎『夢』読書感想

今回はタイトルが気になった和辻哲郎の『夢』を読んでみました。

 

 

以前同じ著者の『小寺巡礼』という本を読んでみたのですが、半分も読まずに断念。

私には理解が難しくて途中で読むのをやめてしまいました。

 

その本繋がりで『夢』という本を読みましたが、こちらの本は驚いたことに、すらすらと内容が入ってきて、すぐに読み終わることができました。

同じ著者なのに本によって読みづらいものと読みやすいものがあるとは驚きです。

 

 

冒頭「夢の話をするのはあまり気のきいたことではない」という文から始まります。

確かに夢という抽象的な物事を語るという事は、日常生活では気のきいたことではないかもしれません。

そして人によっては理解しがたくなるかもしれないというところも考えてのことなのかなと思いました。

あえてそのことについて文章にしたところがこの本の面白いところです。

 

 

三行読んだところですでに内容に引き込まれます。

その内容は【痴人夢を説く】という言葉は〝痴人が夢を説く〟という事ではなく、〝痴人に対して夢を説く〟というのがシナのことわざであったとのこと。

前者と後者ではまったく意味が違ってきます。

 

このことについて、著者なりの考えが書かれているのですが、深く考えさせられてしまいます。たぶん、このことわざは、人によって意味が違うのかもしれないと感じました。内容はいかにも哲学者だなという言葉や当時の言葉が次々に出てきて、昔の本っぽくて好きです。

 

 

『夢』といっても、寝たときに見る夢の事なのか、理想のことを言っているのかでも意味が違ってきます。そして昔の人は夢を神のお告げとして解釈していた。

色んな方面からの夢について語られていてとても面白いです。

 

 

本を読み終わった後に残っていたのは意外にも「寝る前に食べたものが夢に影響する」という内容でした。

著者がその夢を見た時は、日米関係が悪化していた時で、食べ過ぎた日の夜、なんと日米開戦を夢に見たのだという。

 

その夢の内容が詳しく書かれているのですが、その内容によると、この著者は開戦を前に東京が空襲により致命的な打撃を受けるという予知夢を見ていたことになります。

どうやらアメリカが恐ろしいものを発明していたということもその夢に出てきたようで、なぜ、そんな夢を見たのかについても著者なりに分析されていて面白いです。

 

 

その夢に出てきた景色は、関東大震災の時の記憶が蘇ったものではないかという。

そして「これでもう最後だ」と思った時に目が覚めたのだそう。

 

 

 

私も夢はよく覚えている方で予知夢なんかもたまに見たりするのですが、夢というのは過去に起こったことや、人から聞いた話や、テレビや映画で観た映像、なんでこんなものがといったものまで色んなものがごちゃ混ぜになったものが出てきます。

何度か死ぬ直前の夢も見たことがありますが、やっぱり直前で目が覚めるんですよね。

 

 

夢が現実になるとは言っても数あるうちの夢がたまたま的中したといってしまえば、確率の問題なのでそれまでなのですが、それでもこういった話を聞いていると夢とは何ぞやと、無意識、潜在意識など未知への好奇心がわいてきます。

 

 

戦争の夢の他にもう一つ語られていますが、いずれも私にとってはとても面白く、夢のトンチンカンさに笑えるところもあって楽しく読めました。

結末があるわけでもなく、夢についての明確な答えがあるわけでもないので、夢の話にはまったく興味がない人にとってはつまらない内容かもしれませんが、著者自身が冒頭から痴人夢を説くという話を使ったり、見た夢について「ケチ臭い夢をケチ臭いままに書いてみたのであるが」といっている辺りがなんとなくだけれども奥ゆかしい部分があって著者との距離が縮まる部分だと感じました。

 

 

普段目にしているものがどれだけ夢に影響を与えるのか・・・についても書かれていますが、夢に関してはその晩に食った鳥鍋が主な原因であろうという結論が興味深く、結局読み終わった後に私の記憶に残ったのはその部分だったのでした。

 

 

 

夢の話からの繋がりで、この時代の背景なども窺えて、この時代の人はこう考えるんだと思ったり、時代は変わっても人間の思考の癖は変わらないのだなと感じたり、夢以外にも知ることが沢山あって読んで良かったと思える本でした。

 

著者のように頭脳労働をする者が、肉体労働をする者から見るとのらりくらりと遊んでいるように思われるといった切実な悩みは、現代でも十分に通ずるところがあるなと思ったと同時に、未だに労働信仰が根強い日本だけど当時からそのように悩む人がいたと思うとなんだかホッとする気持ちも起こりました。

 

 

 

夢

 

 

(青空文庫)小川未明の〝東京の羽根〟読んでみました

 

たまに小説でも読んでみたいと思い、kindleに溜め込んであった本の中から一冊選んで読んでみました。

青空文庫なので無料で読めるところがありがたいです。

 

東京の羽根

東京の羽根

 

 

なんとなくタイトルが気になりダウンロードしておいた本です。

私は地方出身なので、東京というと夢の大都会といった幼い頃の印象がまだ残っているのですが、一体どんな内容なのだろうと思い読んでみると、意外にもとてもさっぱりしていて読みやすかったです。普段本を読んでいる人なら一瞬で読み終わります。

 

内容はとても可愛らしく、『東京の羽根』とはなんとお正月などによく遊んだあの羽根つきの羽根のことでした。


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もっと抽象的な羽根をイメージしていたので意外でした。

そして主人公はなんとその羽根です。

 

東京で空を舞っていた羽根は、持ち主の打ち方が良くなかったために、横へそれてトラックに乗ってしまった。

羽根はそのままトラックに乗って旅をすることになります。

「別の羽根をもってくるからいいよ」という持ち主のセリフに切なさを感じます。

 

途中で現れたカラスに東京に連れて行ってくれませんかと頼むも、トラックの速さにはかなわず、カラスはあっという間に後ろになってしまいます。

 

 

トラックに乗って田舎まで来てしまった羽根は田舎の人間の持ち物となり、羽子板で空を舞いますが、今回は屋根の上へと落とされてしまう。

そんな羽根の元にカラスがやってきて羽根を口ばしで加えた。

 

羽根はカラスにもう一度「東京に連れて行って」と頼みますが、カラスは耳に入らなかったように、森の中へ飛んで行きます。

辿り着いたのは、カラスの巣でした。

 

東京で空を舞っていた時にはもっと高く飛んでみたいと思っていましたが、今、羽根の望みは叶ったけどあまりにも寂しい。

 

 

最後は

この後、羽根はどうなるでありましょうか?

といった疑問で締めくくられています。

 

願いが叶ったけれどもそこで虚しさがおそってくるところに共感を覚え、そして羽根の可愛らしさ感じる内容でした。

 

 

 

読み終わってから、作者の〝小川未明(おがわみめい)〟というかたを調べてみたところ、なんと男性の作者でした。


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文章の繊細さやストーリーの雰囲気などからきっと昭和の時代の女性が書いたのだろうと思っていただけに驚きでした。

 

 

『お金をちゃんと考えることから逃げ回っていたぼくらへ』 読んでみた感想

前から気になっていたタイトルの本を読んでみました。

糸井重里さんと邱永漢さんの対話式で書かれておりとても読みやすかったです。

つっかかることもなくスラスラと読めてしまった。

 

タイトルの通りにお金についての会話の内容です。

読書をするようになってから、お金とは一体何なのだろうと考え始め、お金についての本を今までに何冊か読みましたが、未だに靄がかかった状態です。

 

この本を読んでみましたが、それでもまだお金について私は調べる必要がありそうです。

 

著者のお二人は長い付き合いがあるそうで、会話も心地よくぽんぽんと進んでいきます。ただ、私はこの二方の事をあまり知らなかったので、たまに置いてけぼり感があった。

 

 

 

お金には入ってくるお金と使うお金とがあり、それがあわさって球体面のようになっているから、まるくおさまってないとお金ではないとのこと。

入ってくるお金のことばかりを気にして、出て行くお金のコントロールをまったくしていない私にはとても腑に落ちる文です。

 

 

私自身、やっぱり「お金は汚い物」「稼ぐということは大変」「苦労するのはいいこと」といった事を刷り込まれて育ち、それは20代後半まで私を縛りつけました。

この洗脳を解くのにどれほどの時間を要したことか。

この本では、日本人のお金の価値観やなどを歴史に絡めて話されていてとても納得しました。武士道も絡んでくるのでなかなか奥深い。

 

 

 

この本の中で私が特に目を引かれたのは、男の子と女のことでは、お金の教育が違ってきますというところです。

どうやら女の子にはあまり不自由をさるとよくないとのこと。

男の子の場合はどうにかやるけど、女の子の場合は気持ちがいじけると・・・。

 

子供の頃にひもじい思いをした女の子は金持ちの家に行くと、贅沢が出来ると思い、少し気がおかしくなるのだそう。それに対して、子供の頃にお金に不自由をしなかった場合は欲張らないからいいとのこと。

 

なるほどなと思いました。

 

 

 

あとは日本人と海外の人では働き方に根本的な違いがあり、やはり日本の終身雇用は特殊らしく、日本人の特性は変わっているんだなと感じました。

この組織力があってこそ、日本が経済発展できたこと、そしてこれからは今まで通りには行かなくなってくるということ。

まあ私は元々組織が好きではないというか馴染めない人間なので早くそうなってほしいなと思いました(笑)

 

 

あとは結婚観が変わってくるや、ネットバブルなどのことも書かれていて勉強になりました。

この本を読んで、やっぱりどういう心持でいるのかってことは大事なんだなと思いました。

 

今後もお金についてよく勉強していきたいと思います。

 

 

 

無限大の成果を生み出す四つの自己投資術『レバレッジ・シンキング』読んだ

 

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術

 

 

今回はレバレッジ・シンキングという本を読んでみました。

三年前の私なら「レバレッジって何?」といって手には取らなかったのだろうけど、読書習慣の甲斐があって投資系の本でよく目にするようになり、気になって読んでみました。

 

タイトルの通り、考え方にレバレッジ(てこの原理)をかけ、少ない労力と時間で成果を得るといった内容の本です。

 

タイトルにある『四つの』とは

・労力のレバレッジ

・時間のレバレッジ

・知識のレバレッジ

・人脈のレバレッジ

のことです。

 

 

労力のレバレッジでは、役に立つことを無意識化・習慣化すること、読書を習慣にしている人としていない人との差は格段についてしまうということ、やらないことリストをつくるなど、労力を最小限にして成果をあげる考え方が書かれています。

 

時間のレバレッジは、やることの時間割を作って効率的に過ごすことの他に、睡眠についての知識や昼寝の大事さについてなども書かれてあります。

テクノロジーレバレッジでは「パソコンの知識は早いうちから徹底的に習得するべきです」とあり、これには深く納得。

「テクノロジーに対する知識がないと無駄な労力を使い続けることになる」とのこと。

 

 

知識のレバレッジでは、読書をするだけで頭ひとつ抜け出すのは簡単なことだということが書かれています。

0から1を生み出すのではなく1を100にすること、前例を知ってマネをすることが成果に早くむすびつく。

本を読む時にはメモをして、それをかならず役立て、問題解決に使いリターンを得るという意識で読むことを勧めています。

 

最後の人脈のレバレッジでは「〝熱〟は伝導するものだから〝熱〟のある場所に行くようにすればそこから〝熱〟をもらってくることができるものなのだ」とあります。

マインドの高いネットワークを築き、その中に積極的に身を置くことで、自分のマインドを高める。