無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

読書感想『大どんでん返し創作法:面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論』

いつかは物語を書いてみたいと思っていた時期もありましたが、ブログを始めてみて、まともな文章すら書けないという事に気がつき早3年・・・。

小説を書くなど無謀な事だと自覚してすっかり物語を書くということは諦めていました。

 

最近面白い本はないかとkindleのストアを見ていたら気になる本をみつけたので読んでみることにしました。

どうやって物語を面白く仕上げるかといった内容の本です。

 

さぞかし難しい本なのだろうと思っていたのですが、『ぴこ蔵』『ブンコ』というキャラクターのやりとりで文章が成り立っていてとても読みやすいです。

 

 

主に【大どんでん返しをいかにして作るか】というところに重点が置かれていて、どんでん返しのつくり方を丁寧に細かく教えてくれています。

 

読んでみて、やっぱり何の考えも無しに書き始めるよりも、構成を考えてから取り組むという事が大事なのだとわかりました。

これはブログにも言えることなのですが、私の場合は未だに思ったままに書いてしまっています。

 

この本には色んなパターンのどんでん返しが書かれているので、実際に自分で物語を書いてみるのは難しかったとしても、これから小説を読む時、ドラマや映画を観る時に、違う視点からも見られるようになると思います。

 

 

人生はうまくいかないからこそ面白いという言葉は聞いたことがあると思いますが、まさに物語を面白くするのが、主人公に待ち受ける困難と障害です。

 

今まで深く考えずに書いてあるまま、見るままに本の内容や映画の内容を受け取っていましたが、それも全部作者が意図的に考えたものだとわかると、なんだか世の中の見え方が違ってくるようにも思えてきます。

 

現実にある困難は自らが作り出しているモノなんじゃないかとすら思えてきます。

物語づくりの奥深さが知れて良かったです。

そして、このどんでん返しのパターンや型を越えた物語りを作り出している人は本当に凄いなとも思いました。

 

自分には物語を書くのは無理だという気持ちは変わりませんでしたが、これから本を読む時や映画を観る時に今までとは違った楽しみ方ができそうです。

 

 

大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)

大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)