前から気になっていた本、『アマテラスの暗号』を読んでみました。
もう読む前から絶対面白いだろうなと確信していましたが、実際に読んでみて面白かったです。
AmazonのUnlimitedで読めるのでより多くの人に読まれていて、神道・祭祀のカテゴリではベストセラー1位となっている本です。
日本神話や世界の宗教については私は元々そこまで詳しくなかったのですが、数年前くらいから少しずつ調べたりなどして前情報として知識が少しあったので、そこまで読みづらさを感じることもなく読めました。
また、日本という国の根幹とも言える『神道』が現代ではここまで影が薄くなってしまっているということに以前から疑問があったので、読んでいてとてもしっくりとくるものがありました。
結構ずっしりと長めなので読み終わるのに数日かかりました。
内容はミステリー小説ではありますが史実に基づいており、日本人としてとても考えさせられるものがあります。
また主な登場人物が外国人であることも、客観性が出て読みやすいと思います。
日本人ももちろん沢山出てきますが、主な人物は日系だったり在日の方も出てきたりと、多種多様です。
日ユ同祖論についての考察がふんだんに盛り込まれている。
日本の歴史を隠したい黒い組織は一体何者なのか、海外勢はなぜそんなに日本の歴史に干渉してくるのか…。
あとがきでは
学校やメディアは、古代史や近代史の奥について意図的に事実を曲げ真実を隠している
今日においても日本人の頭のなかになにが入り、なにをどう評価するかの基準でさえ、外国人やその協力者たちが決めているという、とても信じられないような恐ろしい現実です
という文が書かれていますが、このことに気づき始めている人が今では多くなったとはいえ、まだまだ本当の日本、日本の歴史というものは世に知られていなと思います。
この部分だけを抜粋すると、陰謀論のように見えてしまいますが、実際に多くの日本人が自分の頭では考ていなくて、どこからやってきたのかわからないような信念と思想をもって社会生活を営んでいるのは紛れもない事実です。
私自身、神道という概念すらここ数年で知ったばかりだし、やはり学校での教育の影響なのか日本神話に少なからず悪いイメージを持っていました。
本当に大人になってから学校や子供時代の家庭での洗脳が解け始めた頃に、日本の歴史についてを少しずつ知るようになったのですが、日本神話、日本の歴史は他の国とは一味違っていて、なんとなく可愛らしさのあるものだと思うようになりました。
他国の異常な介入に、日本人が日本人でなくなることを危惧している人もいることでしょう。
しかし徐々に私も含め日本国民が大事なものを思い出してきているという希望も最近ではもちはじめたところです。