無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

読書レビュー「人生のシフトダウン“終わってる人”の一発逆転メゾット」

 

 KindleのUnlimitedにて、インパクトのある表紙の本があったので読んでみました。

私自身“終わってる人”という自覚があり、本の内容は大体共感しながら読んでいました。若者の間では結構もうこちら側の生き方にシフトしている人も多いことでしょう。

 

書いてあることは本質的でとても深いのですが、現代の事例を交えて軽い感じで書かれているのでさっぱりと読めてしまう。

古人の小難しい哲学書とか読みたい人はまずこういった本で慣らしてもいいんじゃないかというくらいです。

 

今の社会制度でうまくいっている人や、流されるのが苦ではないに人はこういった考え方は必要ないですが、何か違和感があるのであれば、考え方の幅を広げるという意味で読む価値があります。

 

気持ちがいいのは、この本の中で、年収が高い人も低い人も等しく奴隷だと言ってしまっているところ。

エラい人々は、奴隷のモチベーションを下げないように格差、クラスというものを巧みに利用しているのです。

組織などの中で公には言えないですが、私も心の底から奴隷だとそう思っているし、今すぐにできるのであれば世の中のシステム全部から下りたいくらいです。

 

私の場合はほとんど人付き合いがなく比較対象すら身近にいないので惨めな気持ちにすらならないので、そのあたりは楽だなと思います。

 

では実際にどうやってシフトダウンするのかということが、実践編に詳しく書かれていて参考になると思います。とてもいいことが書いてあります。

 

 

以前にもこの著者が書いた別の本を読んだことがあるのですが、ゆるく生きるにはとてもいい内容になっています。

といっても世の流れに逆らう生き方ではあるので、そういった意味では難しいことでもあります。