無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

“幸せ脳のつくり方”読んでみました 感想

苫米地式幸せ脳のつくり方という本を読んでみました。

“努力しても幸せになれなかったあなたへ”という文から始まります。

 

現在、不幸だと思っている人でも、一瞬で幸せになれる脳をつくるということで、

「幸せとはなんなのか」から始まり

「脳が幸せだと感じるメカニズム」

「資本主義から自由になる方法」

「お金から自由になる方法」

「物欲から自由になる方法」

「テレビから自由になる方法」

「仕事から自由になる方法」

「幸せ脳をつくるトレーニング」

などについて書かれています。

 

苫米地式 「幸せ脳」のつくり方

苫米地式 「幸せ脳」のつくり方

 

 

 

私がこの本を読んでみたいと思ったのは「資本主義から自由になる方法」という部分が気になったからです。

私自身そう思いますが、資本主義から自由になれば確実に幸せな人は増えると思います。

目次には「資本主義に従わなくても生きていけることを知る」と書かれています。

常識では資本主義に従わなければ生きていけないと完全に思い込んでいましたが、でもどこかおかしいと思っていた矢先、ここまではっきり明言していることに興味をもちました。

もしかしたらそう思い込んでいる、思い込まされているだけなのかもしれないと・・・。

 

本を読み終わって考えると、いかにテレビに影響を受けたのかが浮き彫りになりました。テレビの中の番組やCMで「幸せ」とされていることをそのまま「それが自分の幸せなんだ」と長年思ってきましたが、実はそれは虚構であったことを最近では特に実感しています。

 

苫米地氏の本で初めて読んだのが「テレビは見てはいけない」でした。

テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方 (PHP新書)

テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方 (PHP新書)

 

 テレビ好きな人にとっては一見耳障りが悪く、人によっては陰謀論めいているように感じてしまう内容かもしれませんが、私はこの本を読んでから、徐々にテレビを見る時間を減らしていきました。

 

テレビっ子という言葉がふさわしいほど、子供のころから暇があればテレビ、暇がなくてもテレビという生活を送っており、今考えるとテレビに依存していたなと思うほどですが、現在ではもうほとんどテレビをつけるということがなくなりました。

 

テレビを見なくなったことにより、これらの本に書かれている通り、欲を掻き立てる情報が入ってこなくなったので、以前に比べて物欲と支出が格段と減り、心もざわつくことが少なくなった。

今まで問題だらけの生活を送っていたのが、起こらなくなり、問題が起こったとしても冷静に対処することができるようになった。

 

たまにテレビをつけてみる時もあるのですが、以前の自分はこんなものをずっと見ていたのか・・・と最近ではガッカリすることも多いです。

 

 

「幸せ脳のつくり方」では

テレビの情報に流される人は、奴隷といってもいいでしょう

 

とはっきり言ってしまっています。

確かに以前の私は奴隷だったなと思います。

テレビの情報を咀嚼するならまだしも、鵜呑みにしていました。

 

 

その他、この本の中でそうだよなと思ったのが「スケジュール帳をもたない」という部分です。予定がぎっしり入っていることで、それに縛られている。

私はやはり以前は手帳を持っていて、そこに予定を詰めていくということをしていたのですが、現在はやめています。

「予定を入れなきゃいけない」という強迫観念がどこかにあったのかもしれません。

スケジュールを詰めようとすることをやめて今はのびのびとやりたい時にやりたい事をやっています。

 

 

幸せになりたいと思う上で理解しなければいけないのは「すべては幻想だ」ということを知ることだと思います。

 

苫米地氏の本ではこのことについてよく書かれていると思います。

この本の中では「すべてのことを気として見るようにする」と書かれていますが、別の本では色即是空という言葉で表現していたり、量子論的な言い方をしている時もありますが、結局はどれも同じことを言っているのだと思います。

 

人によってどの言葉が響くのかは違うと思いますが、私はすべてのものはすべて同じもの(素粒子)からできていて、何にでも変化するものなんだということがわかった時から世の中の理解できなかった物事を理解しやすくなったような気がします。

 

 

あとはやはり目に入るもの、認識を変えることが大事だと思いました。

テレビもそうですが、本当に自分にとって重要な物を目に入るようにし、嫌だなと感じるものやどうでもいいものなどはちゃんと片付ける。

(断捨離もしました)

スコトーマという言葉もよく出てきますが、世の中には自分が見えていないもの(認識できていないもの)が山ほどあるんだということを知るだけで、積極的に良い情報を探すようになりました。

人は自分の見たいように世界を認識している。

そしてそれを変えることも可能である。

 

 

最後に、一番気になっていた「資本主義から自由になる方法」について。

あっさり「資本主義には従わなくてもいい」とのことです。

「永遠に株価を上げていかないと成立しない世界」「地球が枯渇するまで掘り続けるのが資本主義」ということで、そういう世界では幸せにはなれないとかかれていてなるほどなと思いました。

確かに個人レベルでみても、欲が尽きなく「もっと」という状態になってしまえば幸せを感じたとしてもまた物足りなさが襲ってくる。

 

「足りない」と思うことが不幸せにつながるんだということを考えると、資本主義もいつか遠くないうちに影響が薄れていくんじゃないかなと感じました。

 

「お金持ちになっても幸せにはなれない」という言葉は本当にあちこちでよく聞く言葉ですが、私は長らくこの言葉の意味が理解できませんでした。

貧乏人の僻みか、お金持ちの戯言だとずっと思っていました。

なぜならお金持ちになったことがないからです。

 

しかし私は最近ようやくこの言葉の意味を理解できるようになってきた。

お金持ちでも不幸な人はいるし、貧乏でも幸せな人はいる。

でも貧乏な人の大半が不幸せであろうという考えは変わりませんが、幸せとお金、この二つは関係あるようで関係ないのだと理解することができ始めています。

「お金を稼ぐ」ことよりも支出を抑えて「実生活を充実させる」ことにシフトチェンジしたことが、私の考え方を変えたのだと思います。

 

 

ということで、個人的な感想を書いてみました。

内容は幅広く、今回書いたこと以外のことも沢山書かれているので、不幸を感じている人には一読をすすめます。

 

 

アマゾンプライムの一か月無料体験に登録すると無料で読めます。