今回は、Amazonの評価もいいし、話題になっているということで、前から気になっていた多動力を読んでみました。
この本を読む前にネットで『多動力 感想』と検索したことがあるのですが、ADHDが付随して出てくることが多く「どのくらいのレベルの多動なのか」ということが気になっていました。そして読んでみて、想像を遥かに上回る多動だということがわかりました。
一般向けには書かれていません。
堀江貴文さんの本は数冊読んでいるし、YouTube動画などもたまに見ているので、今回はこの本に書かれてある内容を特別に感じることはありませんでした。
何故なら普段発言していることと、なんの変わりのないことが書かれてあるからです。
「たぶんこれ本人が書いてないんだろうな」ということは、読んでいてなんとなくわかりました。
以前は「1つの物事に集中できない人」というのは問題児扱いされていましたが、時代は変わり、逆に臨機応変に素早く動ける人間が必要な時代となりました。
しかし、未だに古い価値観は残り続けている。
学校での教育を受けただけでは現代を生き残ることは厳しくなってきて、自ら考えどんどん動ける人でなければ、本当にこの時代を生き抜くことは困難だと最近では特に感じています。
そんな時代を生き抜くための本です。
しかし、この本は堀江貴文さんの日常がそのまま書かれているというぐらいに、読んでいるだけで時間が早く過ぎ去ってしまうような、そのくらいに濃く書かれています。
実際に「さすがにそれは無理」ということがいくつも書かれています。
たぶんこの本にはまる人は日本人の中でも少数だと思います。
ただ、飽き性な自分をダメな奴だと思い込んでいる人にとってはとても意味のある本だろうなと思いました。
私も飽き性で仕事も恋愛も、趣味もコロコロ変わって何事も長く続いたことはありませんが、多動力には質も大事なんだなということがこの本を読んでなんとなく感じました。
さすがにここまでの多動になるつもりはありませんが、色んな人がいて、その色んな人がいるということが世の中に浸透して、もっと多様性が認められる世の中になればいいなと思います。