無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

読書記録『すぐやる!「行動力」を高める〝科学的な方法〟』

 

半年くらい前にAmazonプライムリーディングにて気になったので読んでみた本の感想です。

 

読んでから半年経った今となってはそんなに興味をそそられる本ではなくなりました。

それは、以前よりもすぐに行動が起こせるようになったからなのだと思います。

 

毎朝掃除をしたり、食べたあとの皿をすぐに洗ったりとしたささいなことが、以前はすぐに行動に移せていなかったのが、今では苦もなくできているということに気が付きました。

 

 

まず精神力だけで何か行動を起こそうと思うと限界があるし、最初のうちは続いていても長くは続かない。

 

 

しかしこの本では「科学的な方法」ということで、性格やヤル気といったことではなく、脳のしくみや性質、脳と体の関係といったものに注目することで、やるべきことにすぐとりかかれる自分を作っていくという内容になっています。

 

 

普段何を見ているか、聞いているか、触れているかで脳は変化する。

 

つまり余計なものが頭に入っていれば、的確な指示が出せずにすぐに取りかかれなくなってしまうということです。

 

 

読んでいて安心するのが、気合を入れることでもモチベーションを上げることでも、自分を責めたり励ましたりすることでもないと書かれてあるところです。

 

 

本の中の一部分に国語辞典を読んでみるという部分があります。

 

私は一時期語彙力を上げたくて簡易的な国語辞典の丸暗記に挑戦していたことがあるのですが、やはり語彙が増えると考え方に奥行きがでるようになり、それだけ選択肢も増えるようになります。

 

この本では「メンタル文法を変える」と書かれているのですが、新しい言葉や文に触れると、生活の中で使う言葉が変わってきます。

そうすると段々と思考が変わってくる。

 

そうなることで、簡単に行動に移せるようになるといったことが書かれています。

 

 

著者は作業療法士ということで、行動に移すための様々な方法が本の中に書かれています。

沢山あるので全部実行するのは難しくても、どれか一つやってみようと思っただけで、そこからできる自分になっていくかもしれません。

 

行動に移せるようになりたいんだけど、どうしてかどうしても出来ないといった人におすすめの本です。