無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

読書レビュー『私の夢はスイスで安楽死』くらんけ著

 

希死念慮というものが私には昔からあります。

最近安楽死が日本でも合法化しないかなと思っていて、Amazon安楽死の本を検索してみた。

安楽死の本は意外にも沢山あったのですが、Unlimitedの読み放題にあったこちらの本を読んでみました。

著者の苦悩を綴った本にこんな言い方していいのかわからないですが、一言で言うと読み物としてめちゃくちゃ良い本でした。

泣くつもりはまったくなかったのに、冒頭の文を読んで涙が流れてきた。

その後もずっと泣きっぱなしで読んでいました^^;

 

著者が死にたいと思うに至るまでの道と、スイスまで実際に安楽死をしに行った話が綴られています。

その準備の過程であの『ASL嘱託殺人事件』が関わっていることがわかったときには「たまげた」という表現がぴったりの心情になりました。

 

ツイッターなどで安楽死が度々話題にあがりますが、是非多くの人に読んでもらいたい本だなと思いました。