無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

絵本『ミリーのすてきなぼうし』レビュー

 絵本のレビューです!

絵本は子供の心を育てるのにとても重要なものと私は考えてます。

 

私は子供はいないんですが、じゃあどうして買ったんだと言われると『帽子が好きだから』タイトルと表紙を見た時にちょっと気になり買ってみました。

 

 

 

ミリーのすてきなぼうし

ミリーのすてきなぼうし

 

 

 

主人公のミリーは小さな女の子です。

一人で帽子屋さんに入ると一見怖そうな面持ちのスーツを着たおじさんがいます。

ミリーは欲しい帽子をそのおじさんの元へ持って行きますが、高額過ぎて買えません。

というか財布の中身はからっぽです。

 

するとその店長さんは、帽子をもっているフリをしてミリーの頭に帽子をかぶせます。

ミリーは満足して店を出ました。

 

 

気難しそうな顔をしている店長さんなので、最初はどうなるかと思いますが、子供にとって本当に大事なのは物を与える事ではなく、想像力を育む事と考えると、この店長さんは無償でとてもいいものをこの女の子に与えました。

 

 

 

 

良い店長さんでした。

 
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その後、ミリーはその想像力の帽子で色々な想像をして自分好みの帽子をかぶって街を歩きます。

 

自分だけではなく、街を行く人々の頭の上にも様々な帽子をかぶっていることを想像しました。

人それぞれ全然違う帽子をかぶっています。

 

 

 

これは帽子の絵本ですが、私はこの絵本は人の脳内を表していて、人それぞれ考えていることは違くて、寂しい脳内の人がいれば自分の楽しい脳内を分けてあげることができるんだよというメッセージととらえました。

 
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子供にとっても大人にとっても想像力を働かせることはとても大事です。

この絵本は想像力の大事さを教えてくれる本でした。

 

 

 
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『人生の答えはいつも私の中にある』アラン・コーエン  レビュー

こちら数年前に買った自己啓発本。久々に読み返してみました。

この本の前後はやたらと自己啓発本を読んでいた時期なのですが、

冒頭に「自己啓発本はこれで最後になるだろう」と書かれています。

 

 

もう自分探しをする必要はなく、自分は最初から完全なのだと、ざっくりいうとそんな内容です。

上下二巻にわかれているのでコンパクトではありますがボリューミー。

宗教や神様などが頻繁に出てくるので、いかにも西洋哲学っぽい感じでガツガツしてないタイプです。

 

 

 

人生の答えはいつも私の中にある〈上〉 (ワニ文庫)

人生の答えはいつも私の中にある〈上〉 (ワニ文庫)

 
人生の答えはいつも私の中にある〈下〉 (ワニ文庫)

人生の答えはいつも私の中にある〈下〉 (ワニ文庫)

 

 

 

 

『人を操る禁断の文章術』 DaiGo

人を操る禁断の文章術

人を操る禁断の文章術

 

 

メンタリズムで有名なダイゴさんの本です。

これは非常に参考になりました。

仕事のメールでどのような内容のものなら相手に響くのか、今すぐ行動に移ろうと思う文章が書けるのかなど色々なテクニックがぎっしりなので、

マーケティングを学ぶのにもとてもいいと思いました。

 

 

 

『虹の岬の喫茶店』  森沢明夫  レビュー

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

 

小説、虹の岬の喫茶店。

これも確か本屋さんにてタイトルと表紙がなんか良さげだな~と思って買ったもの。何気にもう三回くらい読んでいます。

 

あまり人目に付かないような場所で年配の女性が一人で喫茶店をやっているんだけど、

そこに訪れる人々の物語です。

 

こういう物語好きなんですよねぇ(^^♪

 

店主はワケがあってその場所で一人でずっと営業を続けているんですけど、

そのワケがこれまたロマンチックで。

 

 

情景が浮かんでくるようで、入り込める小説でした。

たまたまですが、前にテレビで流れていた映画が、『ふしぎな岬の物語』といって、

虹の岬の喫茶店をもとにつくられたものでした。

 

 

 

内容は映画用につくられているのでちょこちょこ違うのですが、なんか凄い似てるなぁと思って調べたところ、やっぱり原作がこの小説でした。

 

吉永小百合阿部寛竹内結子笑福亭鶴瓶と、豪華な役者さん揃いです。

 

ふしぎな岬の物語 [DVD]

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アマゾンで見ていたところ、漫画も出てるみたいで気になってしまいました。

ぜひ読んでみたいと思います。

表紙を見る限りイメージとピッタリの絵だと思います。

虹の岬の喫茶店(希望コミックス)

虹の岬の喫茶店(希望コミックス)

ー「最悪」は0.1秒で最高に変わるー『負の感情を捨てる方法』  中島輝

毎日が辛くて、どうしたら乗り越えられるのか、どうやっても辛さから逃れられないような時期に買った本です。

 

まずこの本を書かれた方の経歴と言うか、歩んできた道が凄まじいです。

五歳で里親の夜逃げから始まり、かなり低年齢の時に様々な精神病の発症を経験されています。凄すぎてちょっと書けませんが、本当に凄いです。

借金なども増え、自殺未遂を繰り返していた時期があるのだそう。

 

たぶん普通の人なら耐えられないような事をこの方は乗り越えている。

そんな方の書いた本なので、間違いなくヒントがつまっています。

 

独学で心理学を習得し、現在予約は半年先まで取れないのだそう。

 

 

どん底もなにも、初めから底だった人間が、今は克服して人に希望を与えている。

これって普通に奇跡事だなって思いました。

 

 

 

この本を買った後は、この本はいらなくなる。

なぜなら『負の感情を捨てる方法』の本だから。

負を捨てたあとは、もうその感情はいらないし、戻ってもこないですからね。

必要なくなるんです。

 

負の感情を捨てる方法 「最悪」は0.1秒で最高に変わる

負の感情を捨てる方法 「最悪」は0.1秒で最高に変わる

〝日本の風俗嬢〟 中村淳彦  感想

 

日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

日本の風俗嬢 (新潮新書 581)

 

 

帯の35万人という数字に驚きなんとなく買っておいたもの。

 

 

 

 風俗嬢について統計的に分析して実際の現場や女性のインタビューなども参考に書かれている本。

内容が内容なだけに少し重い感じがしますが、日本の貧困問題と切っても切れない内容だと思いました。

 

風俗と言う職業に対して否定的な人も、その職業に就いている人にもとても理解が深まる本だと思います。

 

 

働きたい女の子がいたとしても採用率は30%と、働きたくても働けない、一昔前のセーフティーネットという機能が無くなっているということが衝撃だった。

 

 

昔ならば、風俗嬢=最底辺

だったのが、今ではかなりスペックの高い人でもその業界で成功することは難しいこと、それから大学生の貧困が問題で抵抗なく足を踏み入れてしまう高学歴な人が沢山いる事に衝撃。

理由の一つに親の経済が悪化した事と、低賃金でアルバイトをしていては勉強する時間がないということが挙げられていました。

 

政府は相変わらず必要悪として見て見ぬふりをしている。

 

 

 

これは著者が男性なので男性的な目線で書かれているなと思ったんですけど、

私はこの性産業の業界にそんなにも人があふれかえっているのはもっと問題視するべきところだと思いました。

 

 

さらに、今後世界経済は極端な貧困層と、富裕層とに二極化されていくんじゃないかという話はそこらへんで聞きますが、

日本の風俗業界も、二極化が進むのだそう。

ごく一部の能力の高い人しか稼げなくなってくる。

 

この闇について一冊くらいは読んでおきたいジャンルです。

 

若者の結婚離れも少なからずこれとつながっていると思います。

 

 

〝置かれた場所で咲きなさい〟 渡辺和子

 

神が植えたところで咲きなさい

 

「置かれたところこそが、今のあなたの居場所」

 

 

疲れ切っている時に読みたい本ですね。

 

 

「不平を言う前に自分から動く」

が今の私には響きました。

幸せを他人任せにしてはいけない。自分が積極的に動いて初めて幸せを手に入れる事が出来るんだという真実。

 

これはその通りで、周りがどうにかしているのを待っていてはいつまでたっても不満は無くならないし、幸せにはなれない。

 

 

 

置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

 

 

大きな文字で読みやすい 置かれた場所で咲きなさい

大きな文字で読みやすい 置かれた場所で咲きなさい