読書レビュー『「山奥ニート」やってます。』石井あらた
すごく憧れます。
Kindleの読み放題でみつけてさっそく読むことにしました。
この暮らし方は本当に羨ましいです。
若い時から自給自足の生活や、山、里山での暮らしに憧れがあったのでテレビで観た時には希望のようなものが湧いてきました。
山奥の限界集落の木造校舎に15人の若者で暮らしているという。
社会に居場所がない人の共同生活の場をつくるという夢をもったお爺さんがはじまりなのだそう。
「こんなクソみたいな世界、早く滅びないかな。」
著者がまだ山奥に入る前に思っていたそうです。
私も常々思って生きています(笑)
山での暮らしは引きこもっていた時と同じ、アニメ、ゲーム、SNS、寝る。だそうです。
目次からして面白いので一部抜粋すると
・みんなニートなら戦争はなくなる
・追放の条件
・川辺で文庫本を開く
・シカを捌くと眠れなくなる
・山奥を去る人
・働いたらお金が減った
・仙人と会った夜
などと、とてもそそられます。
その他、収入や生活費、女性はいるのか、年齢層、怪我や病気について、将来についてなどの質問にも答えている。
著者はそんな生活を「競争相手もいなければ、管理する者もいないユートピア。」という。
そうとはいえ、人間関係の色々はやはりあるようで、読んでいて清々しいなと思うこともあれば、生々しくどろどろしているなと思う部分もあった。
このような集落が日本にもっとたくさん増えれば幸せな人が増えるんじゃないかな。