お金に関しての本は歴史や成り立ちから、金融・株から、精神的なものから、今までに色々と読み漁りました。
私の実家は裕福ではなく、自分自身も若い頃からお金に苦労しているからです。
今現在もそれが続いている。
本を読んでもお金持ちにならないことは承知しているが、それでもお金に関する問題が解けるまでは私はお金関連の本を読むのでしょう。
内容はかなりスピリチュアルな色が強い。
執着を捨て、流れるがままにする。
それは神の意志よる流れだったりする。
だから委ねることが重要。
つまり入ってくるお金も出ていくお金も自分のものではなく神のものであるということ。
神というと色々と語弊があるが、呼び方は人それぞれ違っていいという。
読んでいて思ったのは、欧米人というのはキリスト教やユダヤ教の考え方に深く囚われている人が多く、その中でスピリチュアルを学ぶ人は、インドや東アジアなどの宗教や哲学を取り入れている人が多いのだなということ。
これは英語圏のスピリチュアル本を読んでいてよく思うことです。
ちなみにこの著者は前世で江戸時代の日本で芸者をやっていたと書いている。
華やかに見える世界で欠乏に怯えていたのを見たという。
二世代前くらいに起こった悲惨な歴史(ホロコースト)が著者のDNAに深く刻まれていて、それが恐怖や不安感として強く現れているのではないかという文章があったのですが、これには深く共感するところがありました。
自分も、漠然とした恐怖や不安の正体を考えたときに、祖父祖母世代が経験した戦時中の様々な事がDNAの記憶に深く刻まれていることがあるのではないかと考えることがよくあるからです。
とても読みやすい本でした。