無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

大人が読む絵本『つみきのいえ』レビュー

『遊べる本屋』ことヴィレッジヴァンガードという雑貨屋さんで見つけた本、『つみきのいえ』のレビューです。

 

購入したのはもう何年も前ですが、見つけた瞬間に欲しい!と思いました。

絵や色遣いがとても可愛いです。

 

絵本は子供が読むものだとずっと思っていましたが、大人向けの絵本もちらほらと出ているようです。

 

 

つみきのいえ

つみきのいえ

 

 

表紙は海の上に浮かぶ家で可愛らしいおじいさんが物思いにふけりながら煙草をふかしています。

 

小さい家に見えますがよーく見ると海の下に家が続いています。

屋上に干してある洗濯物やそこに続く階段、海に浮かぶポストやパラソル付きのボートがなんとも言えない味を出していてとてもいいです。

 

 

家の構造上、家の中で釣りができるという、うらやましい環境です。

いつでも釣りが出来て、釣ったらすぐに調理が出来るという画期的な家。

 

夜には波の音を聞きながら眠ります。

 

内容は切なく美しい物語です。

かつてはおばあさんと一緒に暮らしていましたが、年老いて一人になったおじいさん。

 

しかし、海に潜れば潜るほどおばあさんとの思い出が残っています。

 

 

なんだかんだでおばあさんの思い出とともに楽しく暮らしているおじいさんの物語です。