無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

『幸福の迷宮』 レビュー

十年前に買った小説、『幸福の迷宮』です。

基本的に読まなくなった本は売っているので、十年間も手元に残っているという事は良書ということになります。

 

『あなたの心は迷宮に迷い込んでいませんか?』

とのことで一年に一回くらい、「なんだかちょっと疲れたな」と言う時に読みたくなる本です。

 

 

三十三歳のアリアドナは冴えない人生を送ってきて、更には仕事までリストラされてしまいます。

 

そこで森にさまよいこんで、不思議な旅をするんですけど、それが自分探しの旅となります。

 

「幸せとはなんなのか」を私はこの本に教えてもらいました。

 

買った当初はまだ十代だったので、初めて読んだ時はいまいちピンときませんでした。

(正直当時はつまらない本だなと思いました(;^ω^))

まだ若かったので話の内容が理解できなかったのでしょう。

二十代になってから読むとじんわりきます。

 

温かみと深みのある本です。

 

そして落ち込んでいる時には勇気をもらえる本です。

 

 

小説が終わり最後に名言が色々と載っているので、中からひとつ。

 

大きな苦しみに襲われるとすぐ、そこに二つの道があると気が付いた。

ただ苦しむか、苦しみを創造的な力に変えるか、だ。

私は後者を選んだ。

  __マーティン・ルーサー・キング

 

 

 

幸福の迷宮

幸福の迷宮