無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

「言ってはいけない~残酷すぎる真実」 橘玲 

家でじっくり読む用の本と、出先で空き時間に読む用の本とに分けているんですけど,

今日は出先での待ち時間が長かったため、いつも持ち歩いてる本が読み終わりました。

 

言ってはいけない」というタイトルの本です。

 

なんか怪しげなタイトルの本ですよね・・・

世の中のタブーについて書いてあります。

 

 

知り合いが読んでいて、中身を少し見させてもらった時に、面白い!って物凄く興味のそそる内容だったので、数日後ある時に本屋さんでたまたま発見したので購入しました。

 

遺伝、知識、貧困、男女平等、美貌格差、犯罪、など、ちょっと私が反応するワードが頻繁に出てくる内容で、じっくり読みたいな~って思ってたんですけど、専門的な言葉が書いてあるにもかかわらず、文章が読みやすく、面白いのですらすらと読んでしまいました。

 

冒頭では自ら「これは不愉快な本だ」と書いています。

気分良く一日を終わらせたい人は控えた方がいいそうだ。

確かに内容は全く明るいものではありませんでした。

だけど人間の本来の生臭さと言うかリアルさがあるので面白い。

 

目次を読んでいるだけでも面白そうだなって思うんですけど、その中から抜粋

・依存症、精神病は遺伝するのか

・犯罪は遺伝するのか

ユダヤ人はなぜ知能が高いのか

・経済格差の根源は何か

オラウータンもレイプする

・犯罪者になる子供、実業家になる子供

脳科学による犯罪者早期発見システム

・子供の選別と親の免許制

・顔立ちによる残酷すぎる損得

・フリーセックスのユートピアは遠い

・遺伝するもの、しないもの

 

 

ざっとこんな感じですが、美しい部分しか映していない世の中に対してメスを入れてる感じですね。

 

 

 

 

 

啓発系の本が続いていたので、なかなか現実的に感じられました。

科学的根拠に基づいたものなので、知識の一つとして、頭の引き出しの中に入れておいて損のないものです。

 

ですが、書かれている内容が勿論世の中の全てではなく、一部の実験や、論文なのでそれを踏まえて読むといいかと思います。

 

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

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