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読んだ本の感想と日々の変化

小説 『フランダースの犬』 ウィーダ 村岡花子訳

 日本人なら誰もが知っているフランダースの犬を初めて小説で読みました。

アニメでは小さなころから何度もみています。

もうこれは一言で「悲しくて美しい物語」です。パトラッシュの一途な愛とネロの純粋さ。その美しさを持ったまま天国に旅立ちました。

死んで終るという事でバッドエンドではあるんだけど、それが美しいのです。

日本人ならではの感性かもしれませんね。

飢え死にするくらいの貧困とはほど遠くなった今の時代に読んでほしい一冊。

失ってからでは遅いんだよという事を教えてくれる本です。

それから、貧困と心の清さ、人格はまったく関係ないということ。

 

 メンタル弱い人はこういうものは読まない方がいいかもしれません。

私も悲しい系のものは気を付けて読まない様にしています。

引きずるからです。

 

 

フランダースの犬の話自体は70ページと、実は短編なんです。

もう一つ短編の物語が載っているんですけど、これ結構好きでした。

「ニュールンベルクのストーブ」というタイトルで、これまた昔の時代の貧しい家に生まれた男の子の話であります。

 

フランダースの犬が悲しい結末で終わるので、この物語ももしかしたら悲惨な結末になるのではとハラハラしながら読んだんですけど、こちらの方はなかなか素敵な終わり方でしたよ。

 

 

フランダースの犬 (新潮文庫)

フランダースの犬 (新潮文庫)

 

 

  

 

誰がネロとパトラッシュを殺すのか――日本人が知らないフランダースの犬

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