無知から始める読書習慣

読んだ本の感想と日々の変化記録

テレビは見てはいけない―――脱・奴隷の生き方―――苫米地英人

今回は、苫米地さんの本を読みました。

 

 

テレビ=巨大洗脳装置というよな考えを持ったのは、生まれて初めてです。

私自身、テレビで言われていることは当たり前で、正解なんだと思い込んで生きてきました。

 

2009年に発売と、結構前に発売されていていますが今読んでも十分に価値のある本です。

 

まず「はじめに」

の文の中にある、一部分から。

 

「空気を読む行為が、これほどまでに言葉の暴力として強制されるようになったのは、ここ最近のことです。

そのとき、その場の空気を読んで正しい行動をしまければならないと、他人と同調することを最優先する価値観を日本人に植え付けてきたのが、

まさしくテレビを筆頭とするマスメディアだったのではないでしょうか」

 

「メディアの洗脳によって、自分が生きる本当の目的を見失ってしまったり、他人に植え付けられた価値観や目標に縛られている人が今の日本には圧倒的に多い」

 

 

 

と、いう文章。

「はっ」とさせられてしまいますよね。

 

 

この世に、読まなければいけない空気など本来ありません

他人という「ドリームキラー(夢を殺す人)」の洗脳から脱しましょう。

 

 

 

 

この一文を読んだ時に私は目が覚めました。

 

 

それだけ、今の日本はとても生きづらい世の中です。

 

 

 

生きづらさを感じているけど、それが何故なのかがわからない人は、この本を読めばその生きづらさの原因に気づく事ができるでしょう。

 

 

ネットが普及して、テレビを見る人は最近では少なくなったと言えども、やはりテレビの影響は大きいです。

 

 

 

そこでこの本で提案されているのが、「テレビを見る時は多面的な視点を持つ」ということです。

一つのニュースを見たら、つねにその反対側の考え方を探すこと。

「なぜこのようなニュースが報道されたのか」

「スポンサーは誰なのか」

「この放送で得をする人は誰なのか」

「反対にダメージを受ける人は誰なのか」

 

すると簡単に情報操作には引っかからなくなる、というわけですね。

誰かの意図に気づかないまま放送内容を鵜呑みにすることはなくなり、

立体的、複眼的な視点で番組を見る習慣がつくと、世の中の見方自体が立体的複眼的になってくる。

 

 

 

 

コンフォートゾーンを上へずらす

方法も書かれていたのでご紹介。

 

まずは暫定的でいいからゴールを見つける(場合によっては他人に植え付けられた価値観に依存したゴールでもかまわない)

ゴールを目指すことを繰り返していくうちに、「これだ!」と確信できるゴールがいつしか見えてくることがある。

 

それこそが自分が本当に目指すべきゴール。

 

そのゴールをつねにリアルにイメージし続けることで、コンフォートゾーンが着実にずれていき、無意識が勝手にそのゴールへと連れて行ってくれる。

 

 

 コンフォートゾーンとは、今の自分が心地いい状態をいいます。

 

 

 

 テレビは見てはいけない (PHP新書)

 

テレビは見てはいけない (PHP新書)