タフツ大学の哲学者、ダニエルさんの本『思考の技法』です。
去年の今頃買ったんですけど、666ページと、スラッと読める感じの本ではないので伸ばし伸ばしにした結果、今月頭から読み始め、今日読み終わりました。
本屋さんで、何かいい感じの本はないかな~って探していたら、目に入ってきました。
この、『思考の技法』っていうタイトルと、『直観ポンプと77の思考術』というサブタイトルに惹かれたのです。
こんな大作を買ったのは初めてです。
たぶん家にある本の中で一番分厚いんじゃないかな。
つい数年前まで「哲学とはなんぞや?」レベルだった私には、なかなか難しい内容の本でした。
まず、言葉の意味がわからないので、グーグルで検索しながらだったので、ものすごく大変だったんですけど、おかげで読み終わったあとは読む前よりかなり頭が良くなったと思われます(;'∀')
三行に一個はわからない単語があるレベルです(笑)
読んでいて頭が熱くなってきて、使っていなかった脳が働いてるんだなと感じながら読んでいました。
ダニエルさんは、思考というものを、いつでもどこでも出し入れ可能な道具のように、どんな困難な状況でも使い分けることができるという事をこの本で伝えています。
それも、何ダースも。
大まかに、
意味、コンピュータ、進化、意識、自由意志、哲学者についての思考法がこの本では書かれています。
脳内で、思考の足場を組み立て、いつでもどこでも行き来できるようにするというのが、彼の狙いです。
頭が固い人には本当にさっぱりな本かもしれませんが、物凄く勉強になる本です。