七つの症例に分けて書いてある本です。
色盲、トゥレット症候群、サバン症候群、自閉症の患者、神童などなど、脳の不思議について書かれている本です。
一般的には障害などと聞けば生きてくうえで不利とされるような人たちの話なんですけど、この方たちは類まれなる才能を持っています。
とくにやはり芸術的分野ですよね。
1997年に発行されたとあるので、もう20年前の話ですので、きっと今はもっと脳神経科学は進んでいるのでしょう。
私は基本的に新しいものを読みたい派なんですけど、この本はたまたま目に入り、どうしても読んでみたくて買いました。
○○症候群や、障害などと聞くと、私の場合ですが、今まではちょっとおかしい、欠けている人などと、マイナスのイメージを抱いていましたが、本当はそんな事は無い。
世の中の風潮がそうなっているからそう思い込んでいただけで、当の本人たちはそんな事思っていないんですよね。
周りがなんか変だと騒ぎ立てているだけ。
騒ぎ立ててその人の本来持っているあり得ないような才能を潰してしまうのは勿体ないですよね。
自分の常識とは違う事を受け入れられない事から障害者っていう言葉が生まれてくるんだと思う。
とっても面白いなって思える本でした。
火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: オリヴァーサックス,Oliver Sacks,吉田利子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/04
- メディア: 文庫
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この本の中で、レインマンという映画の話が出てくるんですけど、これがまた面白そう。
自閉症の兄とその弟の話だそうで、一度観てみたいと思います。